百寿のめでたき富士
原画は2005年の片岡球子が100歳(百寿)に制作されました。 本作品は画家が2008年逝去された後に、2017年に遺族の監修の元に発行された作品になります。 制作工房も、片岡球子が生前に版画制作を共にしていた、園山晴巳(版画工房アルミィ)が手掛けている。 代表的な赤富士・松竹梅・金色の太陽が画家らしく簡素化され、晩年の集大成を思わせる秀作である。
技法 | リトグラフ (複製版画) |
---|---|
画寸 | 25.3 × 35.0 cm |
額寸 | 50.5 × 59.0 cm |
制作年 | 2017年 |
版数 | 28版28色 |
限定部数 | 250 |
サイン | 遺族承認印 |
在庫状況 | 売却済 |
片岡球子について
鮮やかな色彩と力強く独創的な作風で知られ、院展の重鎮として活躍、現代日本画壇に大きな足跡を残す。103歳で世を去り、80年に渡って、描きたいという情熱に身をゆだね、思いのままに描き続けた。 富士山を多く描き、野太い線と激しい原色が強烈な印象を与える。作風が非常に個性的であったため、初期は落選を重ねました。しかし、粘り強く努力して次第に頭角を現し、遅咲きの47歳で日本美術院同人となりました。