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東山魁夷「夕静寂」木版画

東山魁夷「夕静寂」木版画

北アルプス奥穂高の雄大な山容。画面全体が、東山ブルーと呼ばれる荘厳たる青一色で覆われています。今まさに夕闇がしのびくるという一瞬。その夕闇の中に1本の滝が光るように流れ、その白さがひと際山の静寂を際立たせています。
「この場所には実際には滝は無かったのだが、青一色の暮色の底に、白く光る一条の滝を描いた。静寂な谷の遠くに、かすかな滝の音を響かせたいと思ったからである。」と東山魁夷は言葉を残している。

技法 木版画
画寸 44.0 × 30.0 cm
制作年 1994年
限定部数 250
工房 アダチ版画研究所
取材先 長野・岐阜県境/奥穂高
在庫状況 売却済

東山魁夷について

国民的画家と称され、清澄で深い情感をたたえた風景画により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残しました。自然と真摯に向き合い、思索を重ねながらつくりあげたその芸術世界は、日本人の自然観や心情までも反映した普遍性を有するものとして評価されています。

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