(WCP) Bomb Middle England
《ボム・ミドル・イングランド》は、バンクシーが初期に制作した作品。アクリルとスプレーでキャンバスに描かれた原画は、2007年にサザビーズ主催のオークションにて10万2000ポンドで落札された。 描かれているのは、緑鮮やかな芝生でペタンクに興じている3人の中年女性。ボールは導火線に点火された爆弾である。その意図は様々な議論がある。イギリス中流階級の文化を特徴づける、凡庸な体制に対する批判か、あるいは戦争・破壊・貧困という残酷な現実から保護されている、英国上流階級に対する皮肉か。
技法 | スクリーンプリント |
---|---|
画寸 | 32.2 × 97.8 cm |
額寸 | 50.8 × 115.8 cm |
限定部数 | 500 |
備考 |
WCP版:WCP(WEST COUNTRY PRINCE)は、バンクシーの初期の作品と同様の方法でリプロダクション作品として制作されたもの。 |
在庫状況 | 売却済 |
バンクシーについて
社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。バンクシー本人は自分のプロフィールを隠そうとしており、本名をはじめとして不明な点が多い。街中の壁にステンシル(型紙)を使って反資本主義・反権力など政治色の強いグラフィティを残したり、メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に、自らの作品を無許可で展示するなどのパフォーマンスにより、一部の人々からは「芸術テロリスト」と呼ばれている。