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片岡球子「湖と富士」リトグラフ

片岡球子「湖と富士」リトグラフ

画家は頻繁に静岡・山梨・神奈川に富士スケッチの旅に出かけ、西湖、河口湖、芦ノ湖など様々な地点から富士を描いている。 表現上では色面のモザイク的構成を徹底して、「霊山」「神山」といった富士山イメージを容赦なく解体するとともに、葛飾北斎の浮世絵につながる民衆的想像力をはらんで、単純素朴ながら雄大深遠な偶像のように画面に再生させている。

技法 リトグラフ
画寸 34.5 × 26.9 cm
額寸 59.5 × 51.0 cm
制作年 1981年
限定部数 100
サイン 本人サイン
在庫状況 売却済

片岡球子について

鮮やかな色彩と力強く独創的な作風で知られ、院展の重鎮として活躍、現代日本画壇に大きな足跡を残す。103歳で世を去り、80年に渡って、描きたいという情熱に身をゆだね、思いのままに描き続けた。 富士山を多く描き、野太い線と激しい原色が強烈な印象を与える。作風が非常に個性的であったため、初期は落選を重ねました。しかし、粘り強く努力して次第に頭角を現し、遅咲きの47歳で日本美術院同人となりました。

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