ホアキン・トレンツ・リャド
〈ベラスケスの再来〉と称されたスペインが生んだ天才画家
スペイン 1946年 〜 1993年
肖像画にも仕事を残し、カルロス国王(スペイン)、カロリーヌ公女(モナコ)など、王族や各国著名人の肖像を手がけた。
巨匠ベラスケスの流れを受け継ぎ、完璧なテクニックで描くクラシカルな肖像画や、その一方で「現代の印象派」ともいうべきモダニズムあふれる風景画を描いた。
それぞれ作風を受け継ぐ作家は大勢いても、相反する二つの流れを見事なまでの高い完成度で見せつけた画家は、恐らくリャドの他にはいないだろう。
- 性別
- 男性
- 誕生日
- 1946年2月11日(月)
- 歿日
- 1993年10月6日(水)
年 | 主な出来事 |
---|---|
1946年昭和21年 |
2月11日、スペインのバダローナ(カタロニア地方)に生まれる。 |
1955年昭和30年 |
9歳でバルセロナのアカデミア・パレスで絵を描き始める。 |
1961年昭和36年 |
バルセロナのサン・ホルへ高等学校で絵画を学ぶ。この間多数の賞を受賞。 アミゴ・クージャス・ファウンデーションより奨学金を受ける。 |
1965年昭和40年 |
19歳にして助教授に指名される。 |
1968年昭和43年 |
パルマ・デ・マジョルカにアトリエ設置。この後、ヨーロッパ・アメリカ各地で個展。 |
1986年昭和61年 |
アメリカ・テキサス州の名誉市民に選ばれる。 |
1988年昭和63年 |
パリで決定され、世界中のいろいろな分野で特に活躍した人に対して贈られる“パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー”に選ばれる。 |
1990年平成2年 |
日本での初の個展を開催。 |
1991年平成3年 |
スペイン、“セビリヤ・フィエスタ”公式ポスター『ヒラルダの塔』を制作。 |
1992年平成4年 |
オランダ、花のオリンピック“フロリアード1992”日本公式ポスターおよび記念版画『ゲーテの詩と共に』を制作。 2度目の来日個展を開催。 |
1993年平成5年 |
3度目の来日個展開催。 10月3日、マジョルカ島にて永眠。享年47歳。 |
1995年平成7年 |
ミュージアムパーク・アルファビア(淡路島・洲本市)内に、リャド美術館完成。 |
2000年平成12年 |
マジョルカ島に、アトリエを公開した個人美術館開館。 |
2012年平成24年 | 6月、マジョルカ島の個人美術館が閉館。 |