アルナルド・ポモドーロ
戦後のイタリア彫刻界を代表する巨匠
イタリア 1926年 〜
文明によって蝕まれたような裂け目を持ったブロンズの球体、アステカの暦石にインスピレーションを得た円盤、古代ギリシャ・ローマを思わせる円柱、いずれのシリーズもモニュメントとしての構築性が目を射る。ポモドーロの造形は大きなエネルギーに満ち、ドラマティックで華麗である。
- 性別
- 男性
年 | 主な出来事 |
---|---|
1926年昭和元年 |
イタリア、モルチアーノ・ディ・ロマーニャで生まれる |
1950年昭和25年 |
ボローニャ大学経済学部卒業後、ペーザロ市の土木工学部で働く。舞台デザインに興味を持つ |
1959年昭和34年 |
アメリカに留学。サンフランシスコ、ニューヨークでイタリア芸術家展を組織 |
1963年昭和38年 |
サンパウロ・ビエンナーレで国際彫刻賞受賞 |
1964年昭和39年 |
第32回ヴェネツィア・ビエンナーレ展でイタリア彫刻賞受賞 |
1967年昭和42年 |
モントリオール万国博覧会で、イタリア館の屋根の上に「大きな球体」を置く。(後にローマの外務省前に設置) |
1968年昭和43年 |
カリフォルニア大学バークレー校で教える |
1970年昭和45年 |
アメリカで巡回回顧展 |
1976年昭和51年 |
パリ市近代美術館で回顧展 |
1979年昭和54年 |
ミルズ・カレッジ(カリフォルニア州オークランド)の招きにより5年間米国で教鞭をとる。ルガノの銀行の依頼で新社屋入口広場に直径250cmの「Sfera con Sfera」(球体のある球体)を制作(若い頃の重要作品を拡大したもの) |
1981年昭和56年 |
ヘンリー・ムーア大賞(箱根・彫刻の森美術館)受賞 |
1982年昭和57年 |
ロッシーニ「セミラミド」の舞台装置と衣装を担当 |
1987年昭和62年 |
野外彫刻を集めた「モンテカルロ 彫刻 87」に出展 |
1988年昭和63年 |
シエナで「オイディプス王」(ストラビンスキー)の舞台装置と衣装デザインを担当 |
1990年平成2年 |
高松宮殿下記念世界文化賞・彫刻部門受賞 |
1991年平成3年 |
「球体をもった球体」を制作。96年にニューヨーク国連本部前広場に設置 |
1994年平成6年 |
箱根・彫刻の森美術館で個展 |
1998年平成10年 |
シチリア、チェファルのノルマン聖堂の扉制作を依嘱される |