Nice and the Côte d'Azur
ニースのヴィクトワール通り




ピカソやマティス、ミロなど著名な芸術家の版画制作にも携わったムルロ工房のシャルル・ソルリエが彫版を担当した、全12作から成る『ニースとコートダジュール』シリーズのうちの1作です。ニースはフランス南東部に位置する都市で、現在はシャガール美術館が存在する地でもあります。画面右に描かれている花束を手にした女性はシャガールの妻・ベラがモデルであると思われます。自身の誕生日にベラからナナカマドの花束を贈られたシャガールはとても感激し、それ以来、花束と女性というモチーフを多くの作中に登場させるのです。また、空中を浮遊する魚はニシンと思われます。シャガールの父親はニシンの行商をしており、その父への敬愛を込めてシャガール作品には頻繁に魚が描かれています。
技法 | リトグラフ |
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画寸 | 61.0 × 46.5 cm |
額寸 | 90.5 × 71.0 cm |
レゾネNo. | CS.31 |
制作年 | 1967年 |
限定部数 | LXXV (75) |
サイン | 本人サイン |
在庫状況 | 在庫あり |
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シャガールについて
「色彩の魔術師」といわれる豊麗な色、空中を浮遊する超現実的幻想、詩情などで独自の世界を展開。 銅板、リトグラフによる多数の挿画本、版画を制作。世界画壇の最高峰として市場人気が高い。