命の限り愛してきた私の富士山のすべて
本作は、草間彌生が初めて富士と間近に対峙し、心を動かされ、一気に描きあげたものです。悠々と裾野を広げてそびえる孤高の富士の姿からは独立峰の存在感、溢れるような生命力が伝わってきます。 『水玉の女王』と呼ばれる草間彌生の水玉模様は、無限に増殖する水玉の中に自分が埋没していく自己消滅の象徴。実に14,685個にも及ぶ空の水玉の木版画で彫りあげ、木版画独自の鮮やかな色彩への感動を、作家が即興で詩に詠むなど、作品として新たな飛躍が生まれるコラボレーションとなりました。
技法 | 木版画 |
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画寸 | 30.3 × 90.0 cm |
額寸 | 51.1 × 109.6 cm |
紙寸 | 39.7 × 96.3 cm |
用紙 | 越前生漉奉書(人間国宝 岩野市兵衛) |
レゾネNo. | No.400 |
制作年 | 2015年 |
版数 | 15版26刷 |
限定部数 | 120 |
サイン | 本人サイン |
版元 | アダチ版画研究所 |
備考 |
サイン・タイトルぼかし加工しております。 |
在庫状況 | 売却済 |
草間彌生について
半世紀以上にわたって水玉や網目の作品を作り続けてきた。表現方法は絵画、ソフトスカルプチャー、コラージュ、版画、環境芸術、野外彫刻、映像、文学など多岐に渡り、我々の想像をはるかに超えた独創的な作品を生み出しています。 世界的名声を誇る随一の日本人現代芸術家。