醍醐
![奥村土牛「醍醐」木版画](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/1471_52b15eedc41c5190097658.jpg)
![奥村土牛「醍醐」木版画](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/1471_52b15eedc41c5190097658.jpg)
![](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/1471_57cbfe316d56dae651c02715b084ad1c.jpg)
京都・醍醐寺のしだれ桜を描いた作品で、作者奥村土牛の代表作の一つである。
「三宝院前の土塀のしだれ桜に極美を感じ写生をし、いつか制作したい」と考えるようになったという。この時土牛は2
3日通い、土塀前の満開の桜を夕暮れまで写生したという。この桜を描きたいという思いはしばらくかなわなかったが、10年を経た昭和47(1972)年に「今年こそと思って」桜の咲く時期を待ち再び同寺を訪れ、本作を制作している。
技法 | 木版画 |
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画寸 | 43.0 × 36.5 cm |
限定部数 | 250 |
原画 | 山種美術館蔵 |
版元 | アダチ版画研究所 |
在庫状況 | 売却済 |
奥村土牛について
現代日本画壇の最高峰に位置した代表的な日本画家の一人。
号である「土牛」は、出版社を営んでいた父が寒山詩の一節「土牛石田を耕す」から引用してつけられた。 刷毛で胡粉などを100回とも200回ともいわれる塗り重ねをし、非常に微妙な色加減をもった作品が特徴とされる。