太首の柵




郷里の津軽(青森県弘前市)に、胸肩(むなかた)神社に弁天様を祀っている不思議な縁がある。 棟方が創り上げる板画の女人は、時に菩薩だったり、弁天様や大日如来、幼馴染の想い人など様々である。 憧れ、恋し、愛し、祈りを込めて描き、彫り続けた、棟方の美人像は「女人の柵」と称され、代表的な作品となる。 《太首の柵(薔薇妃の柵)》はその中でも、棟方らしい、ふくよかな女性の顔の後ろに、装飾的な薔薇を散りばめた名作。
技法 | 板画 |
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画寸 | 23.0 × 21.5 cm |
額寸 | 50.5 × 47.0 cm |
鑑定書 |
棟方志功鑑定委員会 東急百貨店共シール |
在庫状況 | 在庫あり |
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棟方志功について
「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た版画家・棟方志功。一心不乱に版木に向かう姿は、多くの人々の記憶に刻み込まれています。棟方志功が居住し、あるいは創作の拠点とした青森、東京、富山の三つの地域は、それぞれに芸術家としての棟方志功の形成に大きな影響を与えました。