ジャ・ド・ブーファン(エクス・アン・プロヴァンスのポール・セザンヌの家)
1950年代まで長谷川の中心テーマの一つであった風景画。 ニードルで銅板に直接描画して制作する技法ポアント・セッシュは、彫る角度や速度、力加減によって、線にさまざまな表現が生まれる。 繊細なタッチで樹や草の葉の一枚一枚まで丹念に描かれ、遠景の建物や風にそよぐ木の葉のざわめきがまるで聞こえてくるようである。
技法 | ポアント・セッシュ |
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画寸 | 22.0 × 30.0 cm |
額寸 | 45.5 × 53.0 cm |
レゾネNo. | No.258 |
制作年 | 1940年 |
限定部数 | 41 |
サイン | 本人サイン |
在庫状況 | 売却済 |
長谷川潔について
大正・昭和期に活躍した日本の版画家。1918年(大正7年)にフランスへ渡り、様々な銅版画の技法を習熟。特にメゾチント(マニエール・ノワールとも)と呼ばれる古い版画技法を復活させ、独自の様式として確立させたことで有名。渡仏して以来、数々の勲章・賞を受けたが、一度も帰国せずにパリで没した。