窓辺卓子
1940年代から続くビュランなどによる「窓」を描いた作品と1950年代末から描かれる後期マニエール・ノワールの静物画の中間で描かれた作品である。 窓の外側の風景と内側の静物画が見事に交わった本作品は、「人は窓から人生が過ぎてゆくさまを眺める」という長谷川自身の言葉が投影されているようである。
技法 | マニエル・ノワール |
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画寸 | 33.6 × 27.1 cm |
額寸 | 54.5 × 47.0 cm |
レゾネNo. | No.301 |
制作年 | 1954年 |
限定部数 | 50 |
サイン | 本人サイン |
在庫状況 | 在庫あり |
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長谷川潔について
大正・昭和期に活躍した日本の版画家。1918年(大正7年)にフランスへ渡り、様々な銅版画の技法を習熟。特にメゾチント(マニエール・ノワールとも)と呼ばれる古い版画技法を復活させ、独自の様式として確立させたことで有名。渡仏して以来、数々の勲章・賞を受けたが、一度も帰国せずにパリで没した。