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東山魁夷「雲立つ嶺」リトグラフ

東山魁夷「雲立つ嶺」リトグラフ

1973年に唐招提寺障壁画の制作準備の為、日本各地を取材旅行し、山と海の写生を100点以上かさねた。 1975年5月、唐招提寺障壁画《山雲》《濤声》が完成し、6月3日に御影堂へ奉納する。 その翌年描かれたのが、この《雲立つ嶺》です。青系の濃淡のみで描かれた陰影の美しい深山は、御影堂上段の間を飾る《山雲》の水墨画を思わせます。針葉樹が鬱蒼と繁る嶺から雲が湧き立つさまは、日本の山間によくみられる情景ですが、魁夷ならではの霊気漂う神秘的な風景につくりあげられました。

技法 リトグラフ
画寸 41.0 × 56.0 cm
額寸 65.0 × 79.0 cm
用紙 ヴェラン・アルシュ紙
制作年 1995年
版数 24版
限定部数 285
原画 1976年 メナード美術館所蔵
在庫状況 売却済

東山魁夷について

国民的画家と称され、清澄で深い情感をたたえた風景画により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残しました。自然と真摯に向き合い、思索を重ねながらつくりあげたその芸術世界は、日本人の自然観や心情までも反映した普遍性を有するものとして評価されています。

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