或る日の太平洋
原画は東京国立近代美術館に収蔵されている。戦後に描かれたこの作品の荒れる海は荒廃した日本の様子を表すのだろうか、彼方に見える富士と波間に見える龍は大観の復興への希望を表しているのかもしれない。
技法 | 木版画 (複製版画) |
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画寸 | 68.5 × 38.0 cm |
制作年 | 1990年 |
限定部数 | 300 |
サイン | 版上サイン |
承認 | 横山隆監修 |
所蔵 | 東京国立近代美術館 |
原画 | 1952年制作 135.0×68.5cm |
備考 |
第37回院展出品作 |
在庫状況 | 売却済 |
横山大観について
東京美術学校の第1回生として入学して以来、明治から大正、昭和の戦前戦後を通じて活躍を続け、近代画家としての「日本画」を確立した。
琳派、水墨画などに学び、朦朧体と呼ばれる描線を抑えた独特の没線描法を確立。自らの絵画世界を築いて数々の名品を生み出しました。