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藤田嗣治「子供十態より『雪ん子』」ドライポイント+カラーエッチング+アクアチント+ルーレット

藤田嗣治「子供十態より『雪ん子』」ドライポイント+カラーエッチング+アクアチント+ルーレット

『子供十態』は1929年頃にパリのアポロ社より100部ほどが発行された版画シリーズで、藤田の鋭い観察眼と正確なデッサンに基づいて描かれた活き活きとした子どもたちの姿が愛らしい作品です。 藤田と組み今作の製作にあたった職人の名から“マカール法”と呼ばれたアクアチントなどの混合技法で刷られており、女シリーズ、猫十態シリーズと並んで藤田の銅版画作品の傑作として国際的に高い評価を得ています。

技法 ドライポイント カラーエッチング アクアチント ルーレット
画寸 34.0 × 26.0 cm
紙寸 52.0 × 40.5 cm
レゾネNo. BII.29.201
制作年 1929年
限定部数 100
サイン 本人サイン
在庫状況 売却済

藤田嗣治について

東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される「乳白色の肌」の優美な美しさは、多くの人々の心をとらえました。その後中南米を旅行して日本に帰国し、二科展で活躍するとともに、第二次世界大戦中は戦争画も描きます。大戦が終わるとフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。