受難 PASSION
アンドレ・シュアレスの詩画集『キリスト受難』の挿画として制作された、カラーアクアチント17枚+モノクロ木版82枚(表紙含む/37枚はテキスト部分含む)の計99枚が収められた挿画本
技法 | 木版画 アクアチント 挿画本 |
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画寸 | 45.0 × 35.5 cm |
レゾネNo. | No.257~273bis |
制作年 | 1939年 |
限定部数 | 270(245+XXV)の245部 |
版元 | アンドレ・シュアレス著 アンブロワーズ・ヴォラール刊 |
備考 |
ケース付 |
在庫状況 | 売却済 |
ジョルジュ・ルオーについて
ジョルジュ・ルオー(1871-1958 フランス)は、ステンドグラス職人のもとで働き始めた後、本格的な絵画を志し、象徴主義の画家ギュスターヴ・モローに師事しました。門下には、マティスやマルケなどのフォーヴィストたちが育ち、彼らの活動に刺激を受けながらも、ルオー自らはキリストの受難や聖書の場面をマチエールにこだわって描き、道化師やサーカスの人物たちをテーマに取り上げ、独自の世界を築いていきます。 ルオーの作品は、早くから日本でも紹介され、現在にいたるまで多くの人々の心をとらえてきました。本国以外でこれほどルオーを愛し、 その作品を大切にしてきた国はないといえるでしょう。これまで国内に複数の優れたルオー・コレクションが形成されてきたことも、この 画家が日本人に心から受け入れられてきた興味深い証といえます。画商ヴォラールの勧めもあって版画も多数制作しました。