ピエロ (青い背景)
![ベルナール・ビュッフェ「ピエロ (青い背景)」リトグラフ](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/6931_93bf3f35e6e1ad8db749bbb3dcbcad50.jpg)
![ベルナール・ビュッフェ「ピエロ (青い背景)」リトグラフ](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/6931_93bf3f35e6e1ad8db749bbb3dcbcad50.jpg)
![](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/6931_52d72d85b1df7637085217.jpg)
ビュッフェの長い画業において繰り返し登場するピエロ。しかし、どのピエロを見比べてみても各々の特徴が違います。本作品は背景の青とピンポイントで使用されている赤がよりピエロの存在感を醸し出しています。
技法 | リトグラフ |
---|---|
画寸 | 33.0 × 24.0 cm |
額寸 | 55.7 × 44.0 cm |
レゾネNo. | No.326 |
制作年 | 1979年 |
限定部数 | 300 |
サイン | 本人サイン |
在庫状況 | 売却済 |
ベルナール・ビュッフェについて
ベルナール・ビュフェ(1928-1999)は、黒い描線と抑制された色彩によって第二次世界大戦後の不安感や虚無感を描出し、世界中の人々の共感を呼びました。その虚飾を廃した人物描写は、当時の若者に多大な影響を及ぼしたサルトルの実存主義やカミュの不条理の思想の具現化として映り、ビュフェ旋風を巻き起こしました。具象画壇の旗手となったビュフェはベルナール・ロルジュやアンドレ・ミノーとともに、新具象派あるいはオムテモアン(目撃者)と呼ばれ、1950年代半ばには日本でも頻繁に紹介されました。日本の美術界は抽象画全盛の季節を迎えていましたが、ビュフェの黒い直線と強烈な表現に衝撃を受けた芸術家は少なくありませんでした。以来、半世紀以上の年月が流れましたが、現代のアートシーンにおいてもビュフェの存在感はゆるぎないものとなっています。