十二月二十五日
技法 | 日本画 |
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画寸 | F10号 |
サイン | 共シール |
在庫状況 | 売却済 |
吉川優について
愛知県立芸術大学で日本画を学び、同大学院を修了した1982年、院展に初入選を果たした。以後は、団体展には出品せず、個展や公募展などを舞台に無所属で発表活動を続けている。
受賞歴は多く、1983年の第5回中日展で大賞を皮切りに、1988年東京セントラル美術館日本画大賞展佳作賞および第14回日仏美術展2席を版画で得て、1993年には第13回山種美術館賞優秀賞受賞と、着実な評価を重ねている。
自然や生命に深い思い入れをもち、ドイツ・ロマン派を思わせる大作でダイナミックな作風と確かな技術を見せ、見る者に新鮮な驚きを与えた。 一方で、北宋画を思わせる作品や瀟湘八景をテーマとした作品など、古画にも通じたところを見せる。 作品は、強靱さや重さ、濃さや粘り強さなど、圧倒的な個性を発散させる。
海外での発表も多く、日本画の伝統の世界の魅力を示しつつ、枠にとらわれることなく、世界に通用し感動を与える日本の絵画を目指して、中国やインドなどの悠久の大地の中からエネルギーを得る。