日本の四季のこころ
行く春



京都・祇王寺の苔庭に散り敷く落花を描き、季節の移ろいを表現した作品です。 祇王寺は平家物語に登場する悲恋の尼寺としても知られています。 「丈高い祇王寺桜は、この狭い庭の視角には入らない」との魁夷の言葉通り、あえて桜の木そのものを主題として描かないところに、構図の妙が感じられます。 原画は1968年の制作です。
技法 | セリグラフ |
---|---|
画寸 | 40.5 × 45.5 cm |
用紙 | BFKリーヴ紙 |
レゾネNo. | No.168 |
制作年 | 1992年 |
限定部数 | 220 |
工房 | フジ・グラフィクス |
取材先 | 京都市右京区/祗王寺 |
在庫状況 | 商談中 |
相場に合わせた適正価格で販売!
東山魁夷について
国民的画家と称され、清澄で深い情感をたたえた風景画により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残しました。自然と真摯に向き合い、思索を重ねながらつくりあげたその芸術世界は、日本人の自然観や心情までも反映した普遍性を有するものとして評価されています。