緑潤う








親交のあった川端康成からの『京都は今描いといていただかないとなくなります、京都のあるうちに描いておいてください』という言葉をきっかけに、魁夷は京都の四季折々の姿を捉えた作品に取り組み、18点の連作を発表しました。 当作品は京都市左京区の修学院隣雲亭での取材をもとに描かれた原画を版画化したもので、京の夏の青々とした自然の美しさが見事に表現されています。 魁夷が遺した「京都の自然は庭園であり、京都の庭園は自然である」という言葉をしみじみと感じられる逸品です。
技法 | リトグラフ |
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画寸 | 40.0 × 55.0 cm |
額寸 | 63.7 × 77.6 cm |
制作年 | 1986年 |
版数 | 21版 |
限定部数 | 200 |
取材先 | 京都市左京区/修学院隣雲亭 |
在庫状況 | 商談中 |
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東山魁夷について
国民的画家と称され、清澄で深い情感をたたえた風景画により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残しました。自然と真摯に向き合い、思索を重ねながらつくりあげたその芸術世界は、日本人の自然観や心情までも反映した普遍性を有するものとして評価されています。