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加山又造「雪」木版画

加山又造「雪」木版画

画面中央をくねりながら流れる大胆な川の構図と、雪が積もった枝々の緻密な描写が印象的な作品です。澄んだ冬の空気感、しんと静まり返った幻想的な森の雰囲気がこちらにまで伝わってくるようです。加山の描画の妙はもちろん、彫師と摺師の力量もうかがえます。『現代の琳派』と称された加山らしい魅力あふれる逸品です。

技法 木版画
画寸 35.5 × 50.3 cm
額寸 55.0 × 70.3 cm
レゾネNo. 82
制作年 1985年
限定部数 200
在庫状況 予約中

加山又造について

常に意欲的で斬新な創作活動を続け、動物画シリーズや裸婦画への執着、水墨画への傾倒など変幻自在な展開は、日本画に立脚したあくなき表現の可能性への挑戦といえる。その大胆な意匠化と豪華な色彩による花鳥や山水や裸婦の単純な構成は「現代の琳派」と称されている。また絵画のみにとどまらず、陶器の絵付、壁画、天井画、各種の装飾デザインと多岐にわたっている。日本画の伝統的な様式美を現代的な感覚で表現し、現代の日本画に多大な影響を与えた。

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