神田の大糸桜
山梨県北西部の神田(しんでん)地区、標高約820メートル付近の棚田の畦に生育しており、田んぼの真ん中に位置する見晴らしの良い一本桜の名木。
推定の樹齢は400年以上といわれ、1959年(昭和34年)2月9日に山梨県の天然記念物に指定された。
かつて神社への供米を作付けしていた神田の畦に、御神木として植えられたものと伝わっており、暦の無かった時代に、この桜の開花は農作業の開始を知らせる指標としての重要な役目も持っていた。
今日では、山梨を代表する桜の一つとして知られ、多くの観光客や写真愛好家が訪れている。