「ラ・セレスティーヌ」より





「ラ・セレスティーヌ」はフェルナンド・デ・ロハスが書いた15世紀スペインの小説です。 原題は「カリストとメリベアの悲喜劇」ですが、登場人物の名であるラ・セレスティーヌという呼称で広く知られています。 本作はピカソ晩年の連作銅版画【347シリーズ】からピカソ自身が66点を抜粋し、小説の挿絵として収めた1971年発行・限定400部の挿画本内の一作です。 小品ながらも、ピカソらしい自由で力強い画面が目を惹きます。
技法 | エッチング |
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画寸 | 8.7 × 12.3 cm |
額寸 | 34.0 × 43.0 cm |
レゾネNo. | B.1588 |
制作年 | 1971年 |
限定部数 | 400 |
在庫状況 | 在庫あり |
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パブロ・ピカソについて
20世紀美術の巨匠。画家でありながら、彫刻、陶芸、版画、舞台装置、タピストリーといった幅広い分野で活躍し、どの分野でも第一人者と呼ぶにふさわしい高い質と独創性に富んだ作品を残した。制作量でも類を見ないほど膨大。20世紀における造形上のもっとも大きな変革であったキュビスムの創始者として知られるが、彼の様式は写実主義からシュールレアリズムに至るまで幅広い。「変革の画家」と名付けられるほど技法も主題もめまぐるしく変化したが、92年間の生涯を通じ、人間的主題を中心にエネルギッシュに描き続けた。