シバヤマ 無料査定
浜口陽三「たにし」カラーメゾチント

浜口陽三「たにし」カラーメゾチント

ロッカー(仏:ベルソー)によってあえて荒く目立てた背景に、薄っすらと浮かぶ不規則な黄色。 そして深い黒色で空間を切り取るように描かれたたにし。 浜口ならではの巧みな空間表現によって、日常にありふれた生き物も独特の輝きを放ちます。 1つだけ少し離れたところに配置されたたにしは、構図のバランスを取るためなのか、それとも何か意味が込められているのか? 想像の膨らむ一作です。

技法 カラーメゾチント
画寸 9.7 × 7.6 cm
額寸 34.3 × 29.8 cm
レゾネNo. No.81
制作年 1960年
限定部数 50
サイン 本人サイン
在庫状況 予約中

浜口陽三について

「20世紀の半ばの最も名高い、孤高ともいえる主導者」、「カラーメゾチントの新しい技法を開拓した作家」と紹介され、浜口の高度な技術から生まれる繊細で静謐な作風は、他の追随を許さず高く評価されており、世界の代表的銅版画作家の一人として広くその名を知られました。独学でメゾチント技法を探求し、そして、フランス語ではマニエル・ノワールと呼ばれ「黒の技法」を意味するこの技法に豊かな色彩を取り入れた、唯一無二の作家です。東京国際版画ビエンナーレ展以来、サンパウロ、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ルガノ、リュブリアナ国際版画展などで受賞した。

無料査定