transmigration 02
技法 | 日本画 |
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画寸 | 51.5 × 36.5 cm |
制作年 | 2015年 |
備考 |
発表価格:352,000円(税込) |
在庫状況 | 在庫あり |
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志田展哉について
銀箔の白々しい光に穏やかな群青が映えるツートーンの色彩表現などに、花々や猫、月や信号機といったモチーフを取り込んだ静謐な作品を発表する志田展哉。 寂寥感が漂うが、うっとりとするような恍惚さも感じられる。 描き出されるイメージは現実に迫るのではなく、志田の、そして誰かの「記憶」に語りかけるように。 色数を抑えた表現や、写実性を抑えたモチーフの描き方は、志田自身が絵を描く際の心境に合わせて模索していった形だという。 志田が目指すのは「記憶」のリアルなイメージだ。 脳に記憶された現実の残像は月日とともに形を変え、別の記憶と混じり合うことで洗練されたイメージへと熟成されていく。 モノクロ写真を見るかの如く、記憶の補正をたぐり寄せることで、無数の蓄積された記憶の中から輝かしい断片が優しく掘り起こされていく。 その特別となった「記憶」を、志田は表現したいと作品に対話し続ける。