無題
制作年の記録は残っていないが、作風から1990年~晩年に描かれたように思われます。 この頃(1990年代)から、解墨の濃淡や色彩の違いを活かした組み合わせにより、独自の空間を生み出した”リズミカル”な作品が制作されるようになります。
技法 | 紙本彩色 |
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画寸 | 44.0 × 62.5 cm |
額寸 | 68.0 × 86.5 cm |
鑑定書 |
篠田桃紅鑑定委員会鑑定書 |
在庫状況 | 在庫あり |
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篠田桃紅について
幼いころから書を学び、戦後に入り本格的に創作活動を再開しますが、その作品は既成の書道にとらわれない墨を使った抽象芸術へと移行していきます。ニューヨークを拠点に全米をはじめヨーロッパ各地で個展を開催し、第2次世界大戦後、墨を使った抽象美術家としていち早く国際的に高い評価を受けた日本人芸術家の1人となりました。 帰国後もレリーフ・壁画などの建築物に関わる大作を手がける一方、版画・題字・随筆などさまざまな分野に活動を広げていきました。多くの作品が、国内外の美術館や公共施設に収蔵されています。 107歳でこの世を去るまで、桃紅は国内外において個展を開催し、精力的に創作活動を行いました。