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藤田嗣治「アルバム「女」より『二人の友達』」銅版画

藤田嗣治「アルバム「女」より『二人の友達』」銅版画

『アルバム「女」』は1930年頃にパリのアポロ社より100部ほどが発行された版画シリーズで、藤田作品の代名詞である「乳白色の肌」の魅力が遺憾なく発揮された名作です。流麗な筆致とやわらかな色彩によって描かれた個性的な女性たちの姿は今日も人気を誇っています。 藤田と組み今作の製作にあたった職人の名から“マカール法”と呼ばれたアクアチントなどの混合技法で刷られており、子供十態、猫十態シリーズと並んで藤田の銅版画作品の傑作として国際的に高い評価を得ています。

技法 銅版画
画寸 55.0 × 37.5 cm
額寸 82.0 × 63.5 cm
レゾネNo. No.30.126
制作年 1930年
サイン 本人サイン
鑑定書

Sylvie BUISSON 鑑定書

在庫状況 在庫あり

藤田嗣治について

東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される「乳白色の肌」の優美な美しさは、多くの人々の心をとらえました。その後中南米を旅行して日本に帰国し、二科展で活躍するとともに、第二次世界大戦中は戦争画も描きます。大戦が終わるとフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。