seuil critique 1989
技法 | 油彩 |
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画寸 | 80.3 × 80.3 cm |
額寸 | 92.7 × 92.7 cm |
制作年 | 1989年 |
在庫状況 | 売却済 |
堂本尚郎について
伯父の印象をはじめ、芸術家一族の中で育ちました。京都市立美術工芸学校で日本画を学び、在学中から日展に入選し将来を嘱望されました。1952年、印象に同行して初めてヨーロッパに旅行、閉鎖的な日本画壇にあきたらず海外に目を向けます。55年、渡仏して洋画に転じ、アンフォルメルの運動に身を投じます。パリのスタドラー画廊で初個展をひらき成功を収めました。激しく左右に振れる筆触で、横長の画面を覆う作品を制作しました。60年代前半にはアンフォルメルを離れ、車の轍の跡や鎧戸を連想させる厚塗りの「連続の溶解」シリーズを手がけます。70年代には、円形が繰り返し用いられ、天体と関連する作品名を与えられた作品群が制作されます。80年代以降は、様々な色のアクリルを用いて連続するS字状が画面全体に広がる、薄塗りの「連鎖反応」シリーズが生み出されました。2000年代以後は、絵具をたらしこむモノクローム作品を手がけています。