赤土の塊と物
![麻田浩「赤土の塊と物」油彩 3号](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/12368_fb6facc291e3c6fbd619a2a0e11d9542.jpg)
![麻田浩「赤土の塊と物」油彩 3号](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/12368_fb6facc291e3c6fbd619a2a0e11d9542.jpg)
技法 | 油彩 |
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画寸 | 3号 |
額寸 | 34.2 × 39.4 cm |
制作年 | 1980年 |
在庫状況 | 売却済 |
麻田浩について
日本画家、麻田辨自を父に、同じく日本画家、麻田鷹司を兄に持つ、美術家の一家に生まれた。
初期にはアンフォルメルに傾倒しましたが、1963年、初めてのヨーロッパ旅行にて古典絵画を再確認したことで、徐々に変化が表れます。1971年、39歳のとき再度渡欧。パリを拠点に、より幻想的な風景画を生み出し、新制作展や安井賞展などに出品し続けました。また、ヨーロッパ滞在期には版画制作にも力を入れ、カンヌ国際版画ビエンナーレではグランプリを獲得。フランス・ドイツ・ベルギーなどでも個展を開催しました。
1982年、50歳で帰国。京都に戻り、京都市立芸術大学西洋画科の教授を務めながら、水滴や羽根などの自然物を配した「原風景」とともに、「原都市」と名づけられた美しき廃墟空間を描き続けました。1995年には京都市文化功労者となり、同年に第13回宮本三郎記念賞を受賞するなど活躍を続けていましたが、1997年、65歳、京都のアトリエで自らその命を絶ちました。