猫十態
うずくまる猫
![藤田嗣治「猫十態より『うずくまる猫』」銅版画](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/11631_14e5c0d442fbb3e346634d7493c67172.jpg)
![藤田嗣治「猫十態より『うずくまる猫』」銅版画](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/11631_14e5c0d442fbb3e346634d7493c67172.jpg)
![](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/11631_cf8b6e23280e52dd8788f6f2cccf0e62.jpg)
![](https://images.shibayama-co-ltd.co.jp/artworks/normal/11631_f19d392d53328a8c384617019bc371c7.jpg)
『猫十態』は1929年頃にパリのアポロ社より100部と若干の特装版が発行された版画連作で、猫の活き活きとした10種のポーズが描かれています。藤田と組み今作の製作にあたった職人の名から“マカール法”と呼ばれたアクアチントなどの混合技法で刷られており、女シリーズ、子供十態シリーズと並んで藤田の銅版画作品の傑作として国際的に高い評価を得ています。藤田自身が製版から仕上げまでを監修しており、すべての作品に自筆サインが入っています。
技法 | 銅版画 |
---|---|
画寸 | 28.5 × 34.8 cm |
額寸 | 60.0 × 67.0 cm |
制作年 | 1929年 |
限定部数 | EA J(10) |
サイン | 本人サイン |
鑑定書 |
Sylvie BUISSON 鑑定書 |
在庫状況 | 売却済 |
藤田嗣治について
東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される「乳白色の肌」の優美な美しさは、多くの人々の心をとらえました。その後中南米を旅行して日本に帰国し、二科展で活躍するとともに、第二次世界大戦中は戦争画も描きます。大戦が終わるとフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。