サン・セバスチャン湾
サン・セバスティアンはバスク地方ギプスコア県の県都。コンチャ湾の景観に映える優雅な街並みは「カンタブリア海の真珠」の呼び名に恥じない美しさである。「ヨーロッパの美食の都」と称される。 サン・セバスティアンはスペイン語名で、当地にあった修道院ゆかりの聖人サン・セバスティアンに由来している。12世紀後半に修道院もよりの村として栄え始める。 中世には、商業・軍事拠点として重要な地位を占める都市に成長、幾度かの戦災や火災からの復活を遂げ更に発展していった。 19世紀末に王家の避暑地となり豪奢な建物や街路の整備が進んだことが、現在のサン・セバスティアンの街並みの美しさの元となっている。